(4)単位変位量

今回の調査では、主断層とは考えにくい平野側隆起の逆断層がトレンチ調査により確認された。この断層は、極浅層部反射法弾性波探査等の結果などから、主断層の活動に伴って形成された副次的な断層であると考えられる。トレンチで確認した断層の垂直変位量は0.9〜1.0mである。主断層はこれ以上の変位を示す可能性があるが、今回の調査では正確な数値は得られなかった。