(1)既存資料調査

(1)既存文献調査

・森本断層周辺では卯辰山層や高位砂礫層など更新世中期の地層まで大きく撓曲している。

・これらの地層の傾斜は森本断層から離れるに従って水平に戻り、断層を挟んだ同層準の地層の比高は数百mに達する。

(2)既存ボーリング資料調査

・沖積層の基底面は、大局的には山麓部から西方に数百mの間は深度十数m〜30m程度の値を示すが、それより海側では急速に深くなっている。

・山麓付近の沖積層の基底面は、地表面の平滑さとは対称的に深度数m〜十数mの幅でかなりの起伏がある。

(3)遺跡資料調査

・液状化の痕跡が、弥生時代後期後半と推定される時代の遺構2ヶ所で観察されたという記述があった。

・梅田B遺跡では、斜面の傾斜とは不調和な方向に溝が形成されていた。