(2)火山灰分析

第2トレンチ西側法面で確認された花崗岩破砕帯部を挟む砂礫層(T層)の形成年代を明らかにするため,図4−6−1に示す位置において10cm間隔で試料を連続採取し,分析を行った。

分析の結果,火山ガラスを含め,テフラ起源の粒子の産出は極めて少なかった。採取した試料の最下部にのみ,バブルウォールタイプ〜パミスタイプの中間ガラスを極々微量含む程度である。その火山ガラスの屈折率は1.5027−1.5036であるが,テフラの同定は困難である。