1−6−3 《山崎断層帯を構成する断層の位置関係》

山崎断層帯は,岡山県勝田郡勝田町から兵庫県三木市にかけ,北西−南東方向に延びる総延長80km以上の断層帯であり,西から,大原断層,土万断層,安富断層,暮坂峠断層,琵琶甲断層及び三木断層により構成されている。

また,平成10年度の調査により, 三木断層南東部において,山崎断層帯とほぼ直交し北東−南西方向に延びる草谷断層を新たに確認した。 

大原断層,土万断層,安富断層及び暮坂峠断層は,若干方向を変えながらもほぼ連なっている。また,琵琶甲断層と三木断層も,ほぼ連続しており,三木断層の南東部では,三木断層とほぼ直交する形で草谷断層が存在している。

なお,安富断層と琵琶甲断層の間の約7kmについては,市川河岸の段丘面群などで断層変位を示す地形は発見できなかった。