4−5 起震断層としての評価

十勝平野断層帯を構成する断層のうち,後期更新世以降の活動が確実な活断層であり,最近期の活動が確実に存在し,起震断層として評価可能なのは光地園断層のみである.ここでは、光地園断層について、起震断層としての評価を行う。

断層の型:東側上がりの逆断層(地表踏査・ボーリング調査・ピット調査・トレンチ調査)

横ずれ変位:みられない.

長さ:8km

走向:NNE−SSE(地形)

平均変位速度:0.13〜0.29m / ka以上.活動度はB級下位(トレンチ)

最新活動期:2160±60 yBP(トレンチ)

活動間隔・1回の変位量:1.15〜1.65m.活動間隔は1万年〜1万5千年。

1回の地震活動の規模:Ml=6.3、Md=6.8〜7.0