(2)試料採取及び分析

地層の堆積年代を明らかにし,同時間面の対比等を可能とするため,14C放射年代測定及び火山灰分析を実施した.表3−4−3に分析数量の一覧表を示す.

14C放射年代測定はコア観察の結果と既往資料を考慮し,調査地域において年代データが不足していると考えられる層準の試料を対象とした.分析方法は,AMS法を採用した.

火山灰分析はコア観察時に火山灰の疑いのあるものや,調査地の直近で未確認の広域テフラ相当層(Kpfl−W:Kc−4)と推測される試料について実施した.

表3−4−3 分析数量一覧表

図3−4−1 機械ボーリングの概念図

表3−4−4 S03−1孔(西古多糠地区)層序表