3−3−1 調査の概要

本地点では,断層の有無や活動性を明らかにすることを目的に,ピット調査(3ヶ所),トレンチ調査(1ヶ所),ボーリング調査(6孔)を行った.本地点の平板測量結果とピット・トレンチ調査位置及びボーリング調査位置を図3−3−1に示す.

なお,後述するピットとトレンチの地層区分について若干補足しておく.ピットAとトレンチは,約20m離れているが,壁面の層相に著しい違いがみられ,同一の層序で記載することは困難であった.したがって,近接しているものの,個々の場所で層序の記載を進め,最後に年代測定値を勘案しながら対比を検討することとした.