3−3−1 掘削方法

ボーリング調査は、断層の有無確認、地層の変形の有無確認、地下地質状況の把握を目的として実施した。調査地点の概要を図3−3−1−2図3−3−1−3図3−3−1−4図3−3−1−5に,詳細を図3−3−1−6図3−3−1−7図3−3−1−8図3−3−1−9に示す。

調査数量を表2−1に、ボーリング装置の概要を図3−3−1−1に示す。

ボーリング調査にあたっては、ロータリー式ボーリングマシンを用いて実施した。地質観察,資料の非擾乱採取を目的としているため、コア径60mmを確保し、またコアを出来るだけ乱さないこと、採取率の最大限の確保するために、掘削口径は86mmとした。想定された地層は、完新世の未固結砂・泥・砂礫であったため、二重管構造を有するダブルコアチューブを用いた。

上野塚地区、および愛国地区では、φ86mmロータリーボーリングでは採取困難な玉石混じりの砂礫層の出現が予想されたので、ロータリーパーカッション方式のボーリングマシン(KOKEN−RPD−75)を用いてボーリング調査を行った。

緩い砂や砂礫を掘削する場合には、送水掘削では試料を流失してしまう可能性が高いため、シングルコアチューブの打撃貫入によるコア採取も採用し、コア採取率の最大限確保に努めた。

コアチューブはコアの採取毎に清水で清掃し、掘削の再開は孔内の残留物を除去してから実施した。掘削中及び目的の深度まで到達後に、担当者と協議の上、検尺を行った。

採取したコアは、上下方向、深度を明記し、半割にして専用の容器(半割にしたVP60エンビ管)に収納し、コア清掃を行った後に写真撮影、詳細なコア観察を行い1/100柱状図作成・1/20コアスケッチ図を作成した。

作成したコアスケッチ・柱状図は巻末資料に付すとともに、地質断面図に用いた。