3−2−3 早来町富岡地区

a.ボーリング調査経過

 富岡地区では、主として支笏カルデラの噴出物によって形成された標高50〜70m程度の平坦面とフモンケ川が流れる標高30〜40m程度の沖積低地との境に、ほぼ南北方向の急崖の連続によるリニアメントが認められている。このリニアメントの直交方向にボーリング測線を配置して、4孔のボーリングを掘削した(図3−2−15図3−2−16図3−2−17写真)。各ボーリングの掘削位置を図3−2−14に示す。リニアメントの西側の遠い位置に富岡No.1孔を、リニアメントに近い位置に富岡No.2孔を掘削し、リニアメント東側の遠い位置に富岡No.3孔を、リニアメントに近い位置に富岡No.4孔を掘削した。その結果、西から富岡No.1孔、富岡No.2孔、富岡No.4孔、富岡No.3孔の順にボーリングが掘削された。各ボーリングの掘削深度は、富岡No.1孔が29.00m、富岡No.2孔が31.00m、富岡No.3孔が29.00m、富岡No.4孔が23.00mである。各ボーリングコア写真、縮尺1/100の地質柱状図(電気検層図をともなう)および密度検層図を、それぞれ図3−2−18図3−2−19図3−2−20図3−2−21図3−2−22図3−2−23図3−2−24図3−2−25図3−2−26図3−2−27に示す。

b.孔井地質

@富岡No.1孔(孔口標高:38.78m,掘削深度29.00m)

富岡地区の4本のボーリングのうち最も西側に位置するボーリングで、旧フモンケ川が火砕流台地を西側に削り込んだ箇所に形成されたことが推定される小規模な低位段丘面上に位置している。この低位段丘面の西側は急崖を経て火砕流台地が拡がっていたことが推定されるが、現在では大規模に掘削されて標高35m程度の農地に改変されている。

深度0.00〜0.25m:表土。径1〜2mmの軽石を主体とし、草根を多く含む。下位の軽石層から漸移する。

0.25〜0.30m:軽石層。径5〜15mmの白色軽石を主体とする。軽石中には有色鉱物が目立つ。本層の軽石はTa−bの軽石に対比される。

0.30〜0.62m:黒ボク土中に径1〜10mm程度の白色軽石が薄層状に3層程度混じる。主としてTa−cの軽石に対比される。

0.62〜1.43m:軽石(スコリア)混じりの黒ボク土からなる。下部に軽石(スコリア)が多く、下位の軽石(スコリア)層に漸移する。軽石は下位の軽石層からの二次堆積と推定される。(Ta層)

1.43〜2.27m:軽石層。径7〜30mmの赤褐〜明褐色の軽石からなる。亜角軽石が多く、軽石中にはわずかに有色鉱物が認められる。Ta−dの軽石に対比される。(Td層)

2.27〜2.38m:軽石層。径4〜15mmの淡黄〜白色の軽石を主体とする。軽石は風化が進んでいるため、有色鉱物があまり目立たないが、En−aの軽石に対比される可能性が高い。軽石層の上部には厚さ4cm程度のシルトサイズの腐植質火山灰を伴う。本層から下位は、水成層と考えられる。(U層)

2.38〜2.59m:軽石混じり泥炭からなる。シルト分を多く含む黒褐色の泥炭からなり、下方に向かって次第に軽石を多く含み,軽石層に漸移する。

2.59〜7.03m:粗粒砂サイズの火山灰〜軽石層からなる。下部の粗粒砂サイズのゴマシオ状火山灰から上に向かって径5〜50mmの白色軽石質火山灰に級化するユニットが数多く認められる。軽石は繊維状に良く発泡しており、Spflの軽石に対比されるものが多い。

7.03〜7.30m:主として砂礫からなる。径2〜20mmの円礫を含む。礫は細粒砂岩、頁岩,軽石からなる。基質は、下位の第三紀層起源の細粒砂を主体とする。(V層)

7.30〜29.00m:暗灰色の細粒〜中粒砂岩からなる。上限から28cmは風化のため灰オリーブ〜褐色に変色している。炭質物および炭化木片を薄層レンズ状に挟むことがある。径1〜5mm程度の白色軽石が点在する。また,バイオターベイションが見られる。本層は新第三系の追分層に対比される。深度12.39〜12.43mは径2mmの白色軽石が密集し、やや腐植質である。16.67〜14.73mおよび15.19〜15.22mは径1〜2mmの白色軽石が密集し、やや腐植質である。15.50〜16.65mには径1〜2mmの白色軽石が散在する。16.65〜18.50mには径1〜2mmの白色軽石、緑色頁岩礫が散在する。18.50〜22.17mは径1〜2mmの白色軽石をやや多く含む。21.15〜21.19mには径2〜3mmの白色軽石が密集する。22.17〜22.44mは軽石質細粒砂からなり、径2〜8mmの白色軽石を20〜30%程度含む。22.44〜22.79mは径2〜7mmの白色軽石を主体とする。軽石の発泡程度は低く、有色鉱物を含まない。層厚は8cm程度で基底面は60〜70°に傾斜する。22.79〜23.36mは径3〜20mmの灰白色軽石を含む。軽石は傾斜70°に配列する。23.36〜29.00mにはシルト及び炭質薄層(厚さ数mm)による傾斜60〜70°程度の葉理が見られる。(新第三系 Y層)

 電気検層による比抵抗値(ρ=25cm)は、深度2.38〜2.59mの軽石混じり泥炭を除く、上部の第四紀層でほぼ全体に高く、深度7.30m以深の新第三系で低い。

A富岡No.2孔(孔口標高:33.27m,掘削深度31.00m)

 4本のボーリングのうち西側から2番目のボーリングで、道路下の人為的にカットされた低地上に位置する。

深度0.00〜0.40m:泥炭質の盛土からなる。径5〜7mmの白色軽石が点在する。(盛土)

0.40〜1.45m:泥炭質シルト〜極細粒砂からなる。本層の上部は、泥炭の薄層を挟む灰白色シルトを主体とし、下部はシルト混じりの極細粒砂からなる。(Tb層)

1.45〜1.80m:灰色の粗粒砂からなる。(Tc層)

1.80〜2.14m:砂礫からなる。径2〜15mmの角〜亜角の緑色頁岩礫を含む。径数mmの白色軽石を少量含む。(Td層)

2.14〜2.83m:主として砂礫からなり,有色鉱物を多く含む粗粒砂の薄層を挟む。礫は径2〜40mmの角〜亜角のオリーブ灰色頁岩礫を主体とし、基質は有色鉱物を多く含む粗粒砂からなる。深度2.78〜2.80mに粗粒砂サイズの軽石が密集する。(Te層)

2.83〜11.60m:緑灰色の細粒〜粗粒砂岩を主体とする。淘汰が悪く、塊状を呈する。径2〜15mmの円礫が混じる。本層以深の地層は、新第三系の追分層に対比される。深度5.82〜5.84mは径2〜5mmの円礫を多く含む。6.45〜6.66mに径30〜40mmの礫が傾斜70°で配列する。7.46m付近に径10〜15mmの亜円礫を含む。8.00〜8.88mは径2〜3mmの円礫を多く含む。下部に多く含む。深度10.00〜11.60mは径2〜3mmの円礫を多く含み、基質は粗粒砂が主体となる。

11.60〜31.00m:礫岩を主体とする。深度11.60〜17.59mは径2〜40mmの頁岩の亜角〜亜円礫を多く含み、基質は中〜粗粒砂からなる。下部では礫径と礫率がともに増加し、基質も粗粒となる。17.59〜17.79mは礫混じり中粒〜粗粒砂岩からなる。17.79〜22.50mは礫岩を主体とし、基質は中粒〜粗粒砂からなる。径5〜50mmの多色の頁岩亜円礫を多く含む。22.50〜22.85mは礫混じり細粒〜中粒砂からなる。22.85〜28.00mは礫岩を主体とし、基質は細粒〜粗粒砂からなる。径5〜35mm程度の多色の頁岩亜円礫を多く含む。27.28m付近には鏡肌を伴う角礫状の礫が多く認められる。28.00〜28.41mは中粒砂を多く含む。28.41〜31.00mは主として礫岩からなり、基質は中粒〜粗粒砂。径3〜45mm程度の多色の頁岩亜円礫を多く含む。(新第三系Y層)

電気検層による比抵抗値(ρ=25cm)は、上部の第四紀層では基底付近の砂礫を中心にやや高く、地表付近の泥炭卓越層で低い。下部の新三紀層では、砂礫層でほぼ全体に高く、細粒〜粗粒砂岩部で低い。

B富岡No.3孔(孔口標高:32.48m,掘削深度29.00m)

 4本のボーリングのうち最も東側で、フモンケ川が流れる沖積低地上に位置している。

深度0.00〜0.91m:黒ボク土および泥炭を起源とする耕作土または盛土である。径2〜10mmの白色軽石を含む。軽石はTa−aおよびTa−bの軽石に類似する。下部には偽礫状に黄灰色火山灰を含む。(盛土)

0.91〜1.87:シルト混じり細砂を主体とし、中粒砂の薄層および腐植質部を頻繁に挟む。数cm単位の細かい葉理が明瞭である。本層の上部は、中粒砂の層理に沿って褐色に酸化している。 (Ta層)

1.87〜4.45m:黒〜黒褐色の泥炭および泥炭質シルトを主体とする。深度2.46〜2.62mに灰白色の中粒砂を挟む。2.62〜3.37mは灰色シルトからなり、シルト中に泥炭質の黒色薄層を頻繁に挟む。3.37〜3.57mは軽石質砂礫〜軽石からなり、径3〜10mmの灰〜黄灰色の軽石を含む。下部に円礫が混じる。3.73〜3.80mは径2〜7mmの黄灰色軽石を多く含み、径2〜3mmの緑色円礫が混じる。4.23〜4.32mおよび4.40〜4.45mに軽石混じり砂礫を挟む。(Tb層)

4.45〜4.56m:褐灰色の泥炭質シルトを主体とする。Ta−dの二次堆積と推定される軽石を少量含む。(Tc層)

4.56〜5.85m:砂礫からなる。径2〜20mm程度(最大40mm)の暗緑色の頁岩礫を主体とし、軽石を含む。下部では礫径が増し、角礫を多く含むようになる。基質は粗粒砂からなる。深度4.67〜4.75mに径5〜7mmの灰黄色軽石を多く含む。これらの軽石は球状発泡が特徴的であり、Ta−dの軽石に対比される。(Td層)

5.85〜6.56m:主として砂礫からなる。径2〜40mm程度の暗緑色頁岩礫を主体とし、径5〜30mmの軽石を含む。本層最上部の深度5.85〜5.94mには泥炭および細粒〜中粒砂の薄層を挟む。(Te層)  ──────────────────────────────────       ──────────────────────────────────6.56〜7.81m:白色の軽石からなる。軽石は径5〜25mm程度で、大部分の軽石は繊維状に良く発泡し、有色鉱物をほとんど含まないことからSpflの軽石に対比される。本層の最上部には有色鉱物を含むEn−aの軽石とみられるものも認められる。部分的に層状に緑色〜暗緑色に変色している。(V層)7.81〜8.10m:黒褐〜暗青灰色のシルト質細粒砂〜砂礫からなる。下位層の二次堆積とみられる灰白色軽石を含み、上部は腐植質である。8.10〜9.84m:主として灰白色の軽石からなる。軽石は径2〜10mm程度で、有色鉱物を少量含む。部分的に層状に暗緑色に変色している。軽石はKt−1の軽石に対比される。本層最下部の深度9.67〜9.84mは粗粒砂サイズのスコリア・軽石質火山灰からなる。(Wa層)9.84〜10.61m:泥炭と軽石の互層からなる。深度9.91〜9.95mは径1〜3mmの軽石と粗粒砂サイズの有色鉱物を含み、ゴマシオ状を呈する。深度10.02〜10.04mは径1mm程度の軽石、有色鉱物、緑色角閃石を含む。深度10.16〜10.38mは径1〜5mmの軽石からなり、灰オリーブ色を呈する。最下部は暗灰〜灰色の火山岩片を含みゴマシオ状を呈する。深度10.48〜10.53mは径1mm程度の軽石、有色鉱物を含む。これらの軽石、有色鉱物等はKt−6に対比される可能性が高い。(Wb層)10.61〜11.70m:主として砂礫からなる。礫は径5〜35mm程度の亜角〜亜円礫を主体とし、角礫も少量含み淘汰が悪い。礫種は、多色の頁岩を主体とし、基質は細粒〜粗粒砂からなる。(W  c層)11.70〜15.87m:やや固結した暗緑灰色のシルト混じり極細粒砂からなる。最上部の7cmは上方からの有機物の染み込みによって、黒褐色を呈する。上位層との境界はほぼ水平である。深度  12.00〜12.65mには厚さ1cm程度の細粒砂を薄層レンズ状に頻繁にはさむ。部分的に径3mm程度  の白色軽石が混じる。また、深度13.60m付近に径2cm、長さ10cm程度の巣穴の生痕が認められそれ以深でも細粒砂に充填された巣穴が多く見られる。本層は海成層で、本層直下の砂礫層とともに更新統に対比される可能性が高い。(Xa層)15.87〜17.95m:主として砂礫からなる。礫は径5〜70mmの亜角〜亜円礫からなる。礫は暗緑色の頁岩を主体とし、礫径が大きいことから基底礫と推定される。基質は細粒〜粗粒砂からなる。(Xb層)17.95〜23.58m:主として細粒〜中粒砂岩からなり、礫を含む。礫は径2〜30mmの頁岩の亜円礫を 含む。一部で礫が急傾斜に配列している。本層以深の地層は第三系の追分層に対比される可能性が高い。23.58〜27.73m:主として砂礫からなる。礫は径2〜10mm程度(最大60mm)の亜円礫からなる。基質は細粒〜粗粒砂からなる。27.73〜29.00m 暗青灰色の細粒〜中粒砂からなる。部分的に粗粒砂を挟む。比較的淘汰が良い。(新第三系 Y層) 電気検層による比抵抗値(ρ=25cm)は、深度5m付近まではケーシングが抜管できなかっため不明であるが、深度6.56〜9.84mの軽石層で高く、その下位の泥炭卓越部および海成層上部のシルト混じり極細粒砂で低い。また、その下位の砂礫層及び新第三系では高い。C富岡No.4孔(孔口標高:32.69m,掘削深度23.00m 4本のボーリングのうち西側から3番目に位置するボーリングで、最も東側に位置するNo.3孔と同様に、フモンケ川が流れる沖積低地上に位置している。深度0.00〜0.45m:黒ボク土および泥炭起源の耕作土または盛土からなる。径2〜7mmの白色軽石を含む。軽石はTa−aおよびTa−bの軽石に類似する。0.45〜1.22m:径2〜10mmの軽石を含む黒褐色の軽石混じり泥炭からなるが、褐色に酸化した軽石  を含むことから、耕作土または盛土の可能性が高い。(盛土)1.22〜1.32m:軽石層。上部は径1〜2mmの白色軽石を主体とし、灰色の火山岩片を含む。下部は径3〜15mmの白色軽石を主体とする。軽石中には有色鉱物が少量含まれる。上部の軽石はTa−aの軽石に、下部の軽石はTa−bの軽石に対比される。1.32〜1.49m:黒色の泥炭を主体とし、径1〜2mmの軽石を含む灰色火山砂を挟む。本層に含まれる軽石は下位層の二次堆積とみられる。1.49〜1.90m:軽石層。上部は径1〜2mmの白色軽石と径3〜5mmの褐色スコリアを含み、二次堆積様を呈する。下部は径2〜5mmの白色軽石を主体とし、Ta−cの軽石に対比される可能性が高い。1.90〜2.25m:黒色の泥炭からなる。下部に径2〜5mmの白色軽石が少量混じる。2.25〜4.69m:黒褐色の泥炭および灰色の泥炭質シルトからなる。深度2.25〜3.02mは黒〜黒褐色の泥炭のみからなり、3.02〜3.85mは泥炭中に極細粒〜細粒砂および軽石の薄層を頻繁に挟む。本層に含まれる軽石には、径1〜7mmの白色で繊維状に良く発泡したもの(SPfl?)と黄褐色(Ta−d?)のものとが認められ、いずれも二次堆積と推定される。3.85〜4.69mは黒褐色の泥炭を主体とし、下部には灰色の極細粒砂の薄層を頻繁に挟み、縞状を呈する。(Tb層)4.69〜5.10m:径5〜25mmの灰色軽石を多く含む。軽石はやや円磨されている。(Tc層)5.10〜6.17m:上部の灰オリーブ色のシルト質極細粒〜細粒砂と下部の砂礫からなる。細粒砂の下部には、Ta−dの軽石に類似する径2〜10mmの黄灰色軽石が混じる。(Td層)6.17〜6.60m:砂礫からなる。径2〜30mmの亜角〜亜円の緑色礫を含む。繊維状に良く発泡した白色軽石(Spfl)が混じる。(Te層)6.60〜6.90m:スコリア・軽石質砂礫および軽石からなる。径1〜4mmのスコリア、軽石,火山岩片を含む。下位の軽石層の二次堆積と推定される。6.90〜8.10m:軽石層。径2〜7mmの軽石、暗灰色火山岩片からなる。軽石はKt−1の軽石に対比される。8.10〜9.46m:主としてゴマシオ状の軽石層からなる。径1〜10mmの白色軽石、径1〜5mmの暗灰色火山岩片および径1〜2mmの有色鉱物からなる。深度8.32〜8.38mに極細粒砂サイズの灰色火山灰を挟む。軽石層中には薄層状に緑色変色がみられる。(Wa層)9.46〜9.94m:軽石混じり泥炭からなる。径1mm程度の白色軽石を含む。9.94〜10.27m:暗褐色の軽石層である。径1〜12mmの白色軽石を含む。軽石の表面は暗褐色に変色  している。Kt−6の軽石に対比される可能性が高い。10.27〜11.41m:下部の軽石層と上部の泥炭からなる。軽石層は径1〜12mmの白色軽石と径1〜2mm  の暗灰色火山岩片を主体とする。軽石の表面は暗黄灰色に変色している。深度10.52〜11.16mは火山灰を多く含み、灰黄褐〜灰オリーブ色を呈する。下位から上位に向かって、軽石層〜軽石質火山灰〜泥炭に漸移する。(Wb層)11.41〜12.55m:下部の砂礫、中部の細粒〜粗粒砂、上部の泥炭からなる。上部〜中部には径1〜3mm程度の白色軽石が混じる。下部は径2〜30mmの頁岩亜円礫を含み、基質は細粒〜粗粒砂からなる。(Wc層)12.55〜17.04m:やや固結した暗オリーブ灰色の極細粒砂からなる。上面から3cmは、上方からの有機物の染み込みによって黒褐色に変色している。本層の全体にわたって径2〜3cm程度の巣穴の生痕が目立つ。また、径1mm程度の白色軽石および炭質物が部分的に点在する。本層および本層直下の砂礫層を含め、更新統に対比される可能性が高い。(Xa層)17.04〜18.26m:砂礫からなる。径2〜50mmの多色の頁岩亜円礫を含み、基質は中粒〜粗粒砂からなる。深度18.04〜18.26mは基底礫と判断される。(Xb層)18.26〜19.68m:細粒〜粗粒砂分を多く含む砂礫からなる。径2〜45mmの多色の頁岩及び砂質頁岩礫を主体とする。基質は細粒〜粗粒砂からなる。本層以深の地層は第三系の追分層に対比される可能性が高い。19.68〜20.76m:主として暗緑灰色の細粒〜粗粒砂からなる。20.76〜23.00m:砂礫からなる。径3〜80mmの多色の頁岩円礫を含む。基質は細粒〜粗粒砂からなる。(Y層) 電気検層による比抵抗値(ρ=25cm)は、深度4m付近まではケーシングが抜管できなかっため不明であるが、深度4.69mまでの泥炭質シルトで低く、4.69〜9.46mの軽石および礫層でやや高い。その下位の泥炭卓越部で低く、11.41〜12.55mの砂礫〜砂層でやや高い。海成層上部の極細粒砂で低く、下位の砂礫および第三系の砂礫で高い。

c.年代測定などNo.3孔の深度4.45〜4.57mのTa−cの下位の腐植質シルトを試料(Tm−B−C14)として採取し、14C年代を測定した結果、表3−3−2および図3−2−28 示すように、7,010±90y.BPの値を得た。これはテフラの関係および後で行ったトレンチ調査の地層との対比において妥当である。

図3−2−14 早来町富岡地区ボーリング調査箇所の位置図と測量図

図3−2−15 富岡ボーリング調査作業状況写真集1

図3−2−16 富岡ボーリング調査作業状況写真集2

図3−2−17 富岡ボーリング調査作業状況写真集3

図3−2−18 富岡ボーリング調査コア写真1(富岡No.1)

図3−2−19 富岡ボーリング調査コア写真2(富岡No.2)

図3−2−20 富岡ボーリング調査コア写真3(富岡No.3)

図3−2−21 富岡ボーリング調査コア写真4(富岡No.4)

図3−2−22 ボーリング柱状図その1(富岡No.1)

図3−2−23 ボーリング柱状図その2(富岡No.2)

図3−2−24 ボーリング柱状図その3(富岡No.3)

図3−2−25 ボーリング柱状図その4(富岡No.4)

図3−2−26 密度検層図その1(富岡No.1、No.2)

図3−2−27 密度検層図その2(富岡No.3、No.4)

図3−2−28 富岡ボーリング調査柱状対比断面図と試料採取位置