4−14 火山岩類

 火山岩類は滝の上層に溶岩、火山角礫岩および凝灰角礫岩などが伴われるが、ここで取り上げるものは安山岩岩脈である。馬追丘陵北ブロックの馬追山背斜めの東翼側に背斜の方向に平行して貫入している(幅150m±)。背斜構造・断層群など馬追丘陵の基本的構造に平行していることから、それらの形成と共に貫入した可能性が高く、その時代は新第三紀後半と考えられてきたが、滝の上層火山岩類との関係も考えられ、その時代については今後検討を要する(渡辺ほか、1993)。

 写真5 千歳東インターチェンジ建設地(キウス4遺跡c−35地点)と沖積層泥炭
 下は北西角の拡大写真で2m±高の露頭。

 図10 調査地域南部(自衛隊東千歳駐屯地・早来地域)の主要露頭地質柱状図

 図11 早来市街付近の地盤ボーリング柱状対比図