6−2−1 断層長さ、確実度及び活動度

海域での調査結果から、五日市断層が海域まで延びている可能性は小さい。したがって、五日市断層の延長は空中写真判読で認められた約5.5kmと考えられる。最新活動時期は年代の判った第W層堆積時で、AD(西暦)670〜780年以後、AD1020〜1205年以前である。

確実度はTである。活動度はこれまでB級とされているがこれを見直す新たなデータは得られていない。

今回確認した「右横ずれ断層」である五日市断層の活動度は、断層地形の発達状況からみれば己斐断層と同程度の活動度が低い活断層と推定され、C級程度と考えられる。