6−1−2 地震規模

松田時彦(1975)(8)による日本の地表地震断層に関するデータによる地震のマグニチュードと断層長さ、及び最大変位量の統計的関係は次のとおりである。

logL=0.6M−2.9

logD=0.6M−4

ただし、M:マグニチュード

L:断層の長さ(km)

D:変位量(m)

これにL=9km、及びD=1.1mを代入して各々の式からマグニチュードを求めると、M6.4及びM6.7が得られる。

己斐断層が活動することによって発生する地震の規模は、M6.4〜M6.7程度と推定される。