(3)3M(広島湾中央部を横断する測線)

図5−19に深度変換後の反射断面を、また図5−20にその解釈図を示す。

本測線は、津久根島の南を通過する測線であり、反射記録に明瞭な島の影響が読み取れる。ソノプローブ結果から最初の強い反射面がほぼ更新統上面を示していることがわかる。基盤面上面は島が分布することもあり比較的起伏が激しい。谷状に窪んでいるのがSP140、220、380に見られ、その最深部の深度はそれぞれ、110m、170m、及び150mを示す。それぞれの谷に中にはほぼ水平の反射面が数条認められ、更新統と推定される堆積物が谷を埋めるように分布しているものと推定される。