4−1−4 その他

本調査は,北海道活断層調査委員会の御指導のもとに行い,11月19日から21日の間に実施した一般公開,10月1日から12月27日までの現地調査期間の現場管理などにおいて以下の点に留意して実施した.

(1) 委員会への協力及び一般公開

発注者および北海道活断層調査委員会が現場で行う地層観察・試料採取,一般の地質・防災関係者及び地元住民への一般公開などにあたり,説明板の作成,見学者への説明などを行い,業務の円滑な履行に努めた.

(2) 現場管理

@調査用地の周囲は, ロープまたはフェンスなどを用いて囲い, 関係者以外の者が無断で立ち入らないようにした.

A降雨などにより法面が崩壊するおそれがある場合は, 法面をシートなどで覆い崩壊を防止した.

B各調査地区の用地内に現地本部を設けた.本部には床面積20m2 程度のユニットハウスを備えるとともに,各調査用地の出入口および最寄りの交差点付近に,調査名・調査期間・発注者名・受託者名・現場責任者名・連絡先などを記した看板を提示した.

Cトレンチ地権者のとなりの地権者から,井戸水位が低下したとの苦情を受け,同地権者と協議の上,3孔井戸をオールコアボーリングで掘削し,そのコア観察結果を地質構造解析に反映させた.

など,安全管理及び公害防止に十分注意を払った.