(10)OBh−2(0.00m〜5.00m)

0.00m〜1.00m、砂混じりシルト(表土及び耕作土)。礫は見られない。焦げ茶〜黒色を呈す。根等の植物片も見られる。

1.00m〜1.91m、砂混じりシルト。黄褐色〜淡黄褐色を呈す。軽石起源と思われる黄褐色の粘土が混入している。礫は見られない。

1.91m〜2.20m、軽石混じり粘土。黄褐色〜淡黄褐色を呈す。軽石はφ=2〜7o程度で発泡悪い。鑑定の結果、BPテフラ層と同定された。

2.20m〜3.70m、砂混じり粘土。淡茶褐色〜淡灰色を呈し、2.75m以深は淡灰〜淡灰褐色を呈す。炭質物の含まれる部分もあるほか、酸化し黄褐色を呈す部分も見られる。2.20m〜2.40mの間には炭質物が多く含まれる。2.75m付近まではコアが酸化しており、茶色の帯状になった層が認められる。

3.70m〜4.55m、砂混じりシルト。淡黄褐〜淡灰褐色を呈す。礫は含まれない。また、全体的に砂質分がかなり含まれる。

4.55m〜5.00m、若干の泥質分を含む極細粒砂。淡緑灰色を呈す。礫は含まれない。全体的に有色鉱物が見られる。4.80m以深には軽石が含まれる。鑑定の結果、On−Ng;PmV’(80ka)と同定された。この産出は本地域で初報告である。