(12)Bh−5

0.00m〜0.33m、表土。暗茶褐色を呈す。角閃石などの有色鉱物に富み、新鮮な根を含む。下位層と同様の白色軽石が点在する。大変ルーズである。

0.33m〜0.78m、粘土混じり軽石層。暗茶〜白色を呈する。軽石はφ=1〜3oで、白色から淡黄色を呈す。水性であり、粒子の大きさも比較的均質である。軽石自体は風化も進んでいなく、新鮮である。0.60m〜0.70m付近に特に濃集する。As−Cテフラ(4C中頃)と同定された。

0.78m〜2.31m、砂混じり粘土。暗茶褐色を呈す。少量の軽石を含む。礫は2o程度のものを少量含む。また、所々炭質物が点在する。

2.31m〜2.42m、細粒砂〜中粒砂。石英、長石、角閃石を多く含む。また、軽石を含み、YPテフラ層と同定された。

2.42m〜3.78m、砂・礫混じり粘土。灰褐色〜茶褐色を呈す。礫は数o程度の大きさで、片岩が主体である。3.20m付近に水平堆積構造が発達し、細粒砂を層理状に挟む。

3.78m〜11.86m、砂礫層。基質はややしまっている。8.50m付近までは青灰褐色を呈し、それ以深は黄褐色〜茶褐色を呈す。

11.86m〜12.00m、シルト。淡青灰色を呈す。2〜7oの円礫を少量含む。

12.00m〜21.20m、基質は極粗粒砂〜細礫で、粗粒分に富む。淡黄褐〜淡灰褐色を呈す。礫はチャート、片岩を主体とし、一部凝灰岩、石英なども見られる。φ=2〜7oのものが主体で、10〜60o程度のものも多く含まれる。円〜亜円礫である。

21.20m〜24.00m、シルト岩。塊状で礫は含まれない。灰褐色から暗灰褐色を呈す。構造は認められない。