(7)Eh−1測線

(保美1地区  図2−4−11参照)

見掛け比抵抗は、全体に50Ω・m以下と低く、深部がより低くなる傾向にある。

比抵抗断面から次のことが言える。

・地層の比抵抗は、測線両側の表層近くで相対的に高くなる傾向にあり、60〜100 Ω・mを示す。

・測線中央から南西側(始点側)にかけて、低比抵抗部の高まりが認められる。

地質解釈として次のことが言える。

・測線の中央から始点側にかけて認められる低比抵抗部「LL」は第三紀層と推定される。

周囲の地形より、測線の中央付近を断層が通ると推定されるが、比抵抗からは顕著なコントラスト等は認められない。しかし、測線中央から始点側にかけての深部で比抵抗が低くなる傾向がみられる。