(4)蕨平断層

蕨平断層は中津川市蕨平において,高位段丘面(H2面)に高低差20〜25mの撓曲崖が認められ,第四紀後期に活動した可能性が高い。段丘面の形成年代を得,同断層の活動履歴を明らかにするとともに,屏風山断層の活動との関連や屏風山断層との連続性を明らかにすることが今後の課題として挙げられる。今後の調査内容については,屏風山断層,手賀野断層,恵那山断層の先行する調査結果を踏まえて検討する。