1−6−4 野久保断層

野久保断層は,「新版 日本の活断層(1991)」によれば,確実度T,活動度A,長さ3q,段丘面に逆向き低断層崖と沢の右横ずれ屈曲が認められると記載されている。

今回の調査によれば, 野久保断層は恵那盆地東北縁の木曽川右岸に位置し,NE−SW走向で,概ね木曽川右岸の段丘崖に沿って分布する。木曽川右岸に分布する2本の支沢に約200mの右横ずれ屈曲が認定できる(Loc.21)ことから,第四紀後期に活動した可能性がある。