7−2 地震再来間隔についての検討

最新活動時期を確定するとともに、前回、前々回の活動時期を確定する必要がある。

そのためには、今年度未測定の14C年代測定用試料について年代測定を実施し、D層およびE層の堆積年代を明らかにする必要がある。

それとともに、18,000〜19,000年前に堆積したD層より新しく、6,400年前に堆積し始めたC層より古い地層が分布している地点においてトレンチ調査を実施し、それらの地層に記録されているイベントを解明する必要がある。

トレンチ調査の候補地点としては、平成11年度のトレンチ調査地点および平成11年度のトレンチ調査地点より150m北東の地点がある。

平成11年度のトレンチ調査地点では、各トレンチの壁面をさらに奥方向へと調査すれば、C層、F層、D層、E層の変位・変形や新たな地層の変位・変形から、未知の断層活動時期を得られる可能性はかなり高いと考える。

得られた活動時期から最新活動時期以前の断層活動を解明し、地震再来周期を求める。