3−2 地  質

中生代白亜紀の濃飛流紋岩類が分布する。濃飛流紋岩類には、流紋岩・同質火砕岩・デイサイトの3つの岩相が認められた。

被覆層としては、現河川沿いの沖積層、崖錐性堆積物、北西斜面の必従谷から流下した土石流堆積物などが認められるが、それぞれの地層の厳密な区分は困難である。

ごく表層部分は、黒ボクに被覆されている。

今回の精査では、牧ヶ洞断層を確認した露頭1ヶ所(OU1)、牧ヶ洞断層と思われる断層を確認した露頭1ヶ所(OU2)、及び調査範囲外の地域も含めて牧ヶ洞断層に関連した断層などを確認した露頭7ヶ所(OU3〜9)について調査を行った。

これら重要露頭の詳細について、以下に記述する。

なお、各露頭の位置と分類番号については図3−2(3−2)に、また、走向傾斜等の一覧を 表3−1(3−17)に示した。