3−1−4 地形の遷緩点

・分離丘H1〜4と微高地H5〜6の、北東側への走向延長線上における小盆地の南東側斜面末端部に、斜面勾配の急変部(急→緩)が認められる。

・これら遷緩点の下方には小崩壊地も多く認められるが、人工的に形成されたものとの区別が判然としないものもある。

・小盆地の南東側斜面に認められる地形の遷緩点は、微高地H5の南東に位置するもの以外はすべて上記の位置に集中しているところから、牧ヶ洞断層の活動に関連した変位地形であると思われる。

・上記以外にも、重要露頭OU6〜7の周辺で、地形の遷緩点が4ヶ所認められる。

・これらは、牧ヶ洞断層に斜交した断層の活動による変位地形の可能性が考えられる。