6−4 [ 牧ヶ洞断層 ]

牧ヶ洞の県営種畜場の扇状地面上に南上がりの逆むき低断層崖とみられる低崖が認められた。また大倉滝北の小盆地で分離した小丘が認められ,小丘間を埋積する谷底堆積物に水系の右横ずれ屈曲と南上がりの低断層崖とみられる低崖が認められた。両地点とも比較的新しい時代に活動した可能性があり,特に大倉滝北の小盆地は,谷底堆積物が変位していたことやその変位地形がかなり明瞭であることから,より新しい時代に活動したものと推定される。