5−3−1 概要

(仮称)高野断層は活断層研究会(1991)に図示されるものの,特に記載のない活断層の疑いのある長さ約8qのリニアメントである(図5−13参照)。

今回の調査では,古川町高野地区の西方に分布する扇状地面に断層崖の可能性のある崖が4万の1の空中写真判読で認められたため詳細調査の対象とした。しかしながら1万の1の空中写真判読と現地調査の結果,扇面状に認められる低崖は断層崖の可能性は低いものと判断した。また別地区においても活断層と判断し得る根拠は得られなかった。

図5−13 高野断層分布図(活断層研究会,1991)