5−10−1 概要

宮峠断層は,山田直利・足立守・梶田澄雄・原山智・山崎晴雄・豊遙秋(1985)によると「美女峠から飛騨一之宮盆地の南縁まで,東北東・西南西走向に延長8qにわたって連続する。右横ずれ変位と北西側隆起の垂直変位が卓越し,総変位量は右横ずれ350m,垂直変位は150〜200mと推定される」断層である。また活断層研究会(1991)によると,北東−南西方向の長さ16q,確実度T,活動度C級の断層とされている。

図5−51 宮峠断層分布図(活断層研究会,1991)