7 総合解析

池田山断層調査は、平成9年度と平成10年度の2ヶ年にわたって行った。平成9年度は、池田山断層に関する文献や資料収集と空中写真判読および現地踏査を行った。また、長さ2.4kmの反射法弾性波探査を池田山断層を挟んで行った。

平成10年度は、平成9年度に池田山断層の位置が明確にされたことをうけて、断層が推定される位置で3箇所のトレンチ調査を行った。さらに、池田山断層の東側の片山地区で深さ120mのボーリング調査を行った。

ここでは2ヶ年の調査結果をもとに、池田山断層の長さと位置について述べ、さらに上下変位速度の見積もりを行って池田山断層の活動性を評価する。