(8)H(1)層

H(1)層は北壁面、南壁面ともに、水平座標10〜11m付近より東側に認められる。オリーブ褐色を呈する砂礫からなり、φ2〜10cmの亜円礫を主体とする。基質はシルトを混入する細砂〜粗砂からなり全体的に緩い。北壁面の水平座標15〜18m間では礫径が大きくなり、礫の混入も多くなる。水平座標17.7〜23mでは礫より砂が優勢となり、礫の混入が少なくなる。

本層の最上部は褐色を呈する砂礫でφ20pまでの礫を主体とし、最大50pの亜角礫の大礫を混入する。礫は砂岩や頁岩であるが、そのうち砂岩は新鮮・硬質である。礫のうちφ2p以下のものは亜円〜円礫である。