4−1 会津盆地西縁部における地形面区分

地形面については,面が尾根状を呈するか,樹枝状の谷に開析されるものを高位面,面にやや平坦性があり,ある程度原面が保存されているものを中位面,原面が比較的良く保存されているものを低位面として,その分布高度,面の保存状態等によって分類し,後述のテフラとの関係を考慮して,高位面をH1 〜H5 面に,中位面をM1 面及びM2 面に低位面をL1 面〜L5 面に区分した。さらに,低位の地形面について,現河床からの比高がごくわずかで,極めて平坦な面を,高位より,A1 面,A2 面に区分した。

また,地表面の形態から,後述の沼沢火砕流堆積物及びその二次堆積物により構成されていると推定される堆積面も抽出した。

会津盆地西縁では,北部の加納地域と南部の新鶴地域に比較的まとまって高位面及び中位面が分布し,大川の盆地からの出口付近に低位段丘が発達する。

沼沢火砕流堆積物及びその二次堆積物からなる堆積面は,新鶴村佐賀瀬川及び会津高田町宮川の盆地への出口付近において,扇状地状に広く分布する他,大川下流の只見川との合流部付近においても,それ以前の段丘面を埋積あるいは被覆して,広く分布する。