7−1−3 単位変位量

栃窪A地点においては,最新活動における鉛直方向の単位変位量が約60cm〜約65cmであることが確認され,2回の活動が認定された栃窪においては,その累積変位量が約1.3m〜約1.0mであった。したがって,栃窪地区では,最新活動及びその一回前の活動において,双葉断層の鉛直方向の単位変位量はほぼ同程度と判断でき,その量は約50cm〜約65cmとなる。

今後は,水平成分を含めた単位変位量を明らかにすることが重要である。