(5)W層

本層はトレンチの北東部のみに分布する。中礫〜大礫からなる礫層を主とし,砂層をレンズ状に挟在しており,いずれも非常にルーズである。礫は亜円〜亜角礫を主とするが,角礫もかなり多い。本層は,トレンチの南東コーナー付近で下位のV層を削り込んで堆積している。

14C年代測定結果によると,礫層に挟在する砂層中から採取した試料は4510±50y.B.P.の値を,本層最上部から採取した試料は4440±50y.B.P.の値を示す。