(2)No.2孔

No.2孔では深度0.00〜0.15mに暗灰褐色の耕作土層がみられ、この下位には深度0.15〜1.91mまでは中礫混じり中粒〜粗粒砂層、深度1.91〜2.30mには腐植質礫混じりシルト〜粘土層、深度2.30〜6.15mには礫混じりシルト質細粒〜粗粒砂層で5.00〜5.55m付近には比較的粒径の大きな円礫が見られる。

深度6.15〜8.10mには弱腐植〜腐植質のシルト〜細粒砂層、深度8.10〜9.30mには礫混じりシルト質細粒〜粗粒砂層、深度9.30〜9.80mmシルト質細粒〜細砂混じりシルト層上部弱腐植質、深度9.80〜10.00mは礫質中粒砂層となっている。

深度1.9〜2.0m、2.5〜2.6m、6.3〜6.4m、7.4〜7.5mの腐植質部分の試料を採取し、14C年代測定を行なった。深度1.9〜2.0mからは10,000±60y.B.P.,2.5〜2.6mからは21,080±90y.B.P.,深度6.3〜6.4mより、34,550±2,270y.B.P.,7.4〜7.5mから32,150±650y.B.P.の年代値を得ている。