(2)庭坂No.6孔

No.6孔では深度0.00〜0.29mまでが黒色〜黒褐色の表土(耕作土)となっておりこの下位、深度0.29〜3.12mまでがローム質砂質シルト〜砂混じりシルト層である。この地層は比較的固結状態がよいが深度2.07mまでの上半部は盛土である可能性がある。この下位深度3.9〜10.00mには不淘汰な砂礫層が連続しており、細粒物質はほとんど見られない。わずかに深度9.2〜9.3mに弱腐植質な基質部があり、14C年代測定を行った。測定結果は表3−1−1に示すように、11,430±50y.B.P.の年代値が得られた。