2−3−3 福間町本木地区

空中写真(S.23)判読や現地踏査で低位段丘面上に東落ちの直線状の崖(比高3〜5m)が連続して認められた。

また、この崖を横切る測線を設定して、地中からのガンマ線放射の計測を実施したところ、この崖の北方延長上の位置で地質の割れ目(断層?)の存在を示唆する放射のピークが観測された(活断層研究会、茂木先生により実施、第W編A参照)。

以上の結果を踏まえ、本地域を詳細調査地区ととして選定した。

ただし、断層崖らしき崖が数mと高いこと、断層崖沿いに農業用水路があること、トレンチ箇所が圃場整備後の水田地帯であり、地主の了解が得られにくいこと等により、トレンチ調査でなくボーリング調査、比抵抗映像法等による調査を実施することとした。