(2)福井東側震断層

本断層は、1948年の福井地震の際の地割れ等の分布および精密測量結果から分布および性状が推定されているが、その有無も含め、その性状の詳細については確認されていない。特に、本断層以外の福井平野東縁断層帯は東上がりの変位が推定されており、このような場における本断層の意味(西上がりかどうか)を明らかにする上でも、その有無あるいは性状について確認する必要がある。

また、推定されている本断層の分布位置は、他の断層と一部分布が一致、あるいは南北に分布が連続しており、これらの断層との関連についても検討する必要があると考えられる。