(2)地  質

本地域には,低位段丘面が広範囲にわたって分布し,石鎚山脈より北流する河川によって供給された扇状地性の粗粒堆積物から構成されている。上石床東地点のボーリング調査資料によると,低位段丘堆積物は,表層より約1〜3mの厚さで分布し,礫混じり砂層,シルト混じりの砂礫層からなる。礫は径1〜5cmの泥質片岩礫(亜円礫〜扁平板状礫)を主体としている。低位段丘堆積物の下位には岡村層相当層が分布し,シルト質〜シルト混じりの砂礫層からなる。礫は径1〜10cmの半くさり礫化した泥質片岩礫(亜円〜扁平板状礫)を主体としている。