各ボーリング孔の層相の特徴を以下に記載する。

Ｏｍ−１ 孔口標高：ＥＬ＝２０．９５ｍ，掘進長：１０．００ｍ

Ｏｍ−１の地質構成は，表層より深度１．４５ｍまで分布する盛土を除けば，深度８．９ｍまでは低位段丘堆積物が，それ以深は岡村層相当層が分布する。

低位段丘堆積物は層相の特徴より以下の３層に区分できる。

ａ層：灰褐色〜白灰色を呈したシルト混じり砂礫層（ＧＬ−１．４５〜６．１ｍ）

礫は径１〜３ｃｍ程度の結晶片岩礫（扁平板状礫〜角礫）からなる。

ｂ層：褐色を呈した礫混じり砂層（ＧＬ−６．１〜７．６５ｍ）

礫は径１ｃｍ未満の硬質な結晶片岩礫（扁平板状）からなる。

ｃ層：褐色を呈した礫混じり砂層（ＧＬ−７．６５〜８．９ｍ）

礫は径１〜３ｃｍ程度の結晶片岩礫（扁平板状礫〜角礫）からなる。

岡村層相当層は，灰褐色〜黄褐色を呈した締まりの良いシルト混じり砂礫〜シルト質砂礫からなる。礫は径１〜５ｃｍ程度の風化褐色化した結晶片岩（扁平板状礫〜亜円礫）からなる。

Ｏｍ−２ 孔口標高：ＥＬ＝２０．９５ｍ，掘進長：１０．００ｍ

Ｏｍ−２の地質構成は，深度３．８５ｍまでは低位段丘堆積物が，それ以深は岡村層相当層が分布する。

低位段丘堆積物は層相の特徴より以下の３層に区分できる。

ａ層：灰褐〜褐色を呈した砂礫〜シルト混じり砂礫層（ＧＬ−０．２〜２．２ｍ）

礫は径１〜３ｃｍ程度の結晶片岩礫（亜円礫〜扁平板状礫）からなる。

ｂ層：褐色を呈した礫混じり砂層（ＧＬ−２．２〜２．７ｍ）

礫は径１ｃｍ未満の硬質な結晶片岩礫（扁平板状）からなる。

ｃ層：褐色を呈した礫混じり砂層（ＧＬ−２．７〜３．８５ｍ）

礫は径１〜３ｃｍ程度の結晶片岩礫（扁平板状礫〜角礫）からなる。

岡村層相当層は，灰褐色〜黄褐色を呈した締まりの良いシルト混じり砂礫〜シルト質砂礫からなる。礫は径１〜５ｃｍ程度の風化褐色化した結晶片岩（扁平板状礫〜亜円礫）からなる。