(1)測定準備作業

@ 測 量

計画測線沿いに10m間隔で測定点をマーキングし,中心線・水準測量により全測定点のレベルおよび座標を求めた。なお,マーキングはペイントおよびアスファルト舗装用測量杭を用いた。

A 受震器の設置:

地震計は1受震点に6個グル−プ/chのものを使用し,各受震点を中心として測線方向に約1m間隔で拡げ,主として,地面に直接スパイクを突き刺す方法により固定・設置した。ただし,地面に直接設置できない個所では,ピックスタンドを使い,それにスパイクを突き刺す方法により固定・設置した。

6個の地震計は直列に結線されており,6個で1つのアナログ信号にして観測装置への入力とした。このように1測定点に多数個の地震計を設置して観測することを,グル−ピングと呼んでいる。この目的は,

a) 反射波観測においてノイズとなる表面波を減衰する.

b) 受震器の感度を増す.

c) 測定点間隔が荒いために起こる波数領域でのエイリアスを防ぐ

等である。