2−6−3 調査結果

各地点の調査数量と調査内容を下表に示す。下表に示すようにボーリング調査は6地点,計17本,総延長216mからなる(表2−6−2)。各調査地点のボーリング柱状図,コア写真は別冊資料集に添付した。以下に調査結果の概要を示す。

(1) 高井西地点では,断層を挟んで,最上部層(腐植質シルト層)の基底面に約1mの高度差が認められた。

(2) 高井東地点では,断層を挟んで,上部層の基底部に変位が認められた。

(3) 北方地点では,断層を挟んで,段丘堆積物の層相や鍵層の分布から,約6〜9mの高度差が認められた。

(4) 土居地点では,断層を挟んで,礫層の基底部に変位が認められた。

(5) 岸ノ下西地点では,断層を挟んで,沖積層基底の高度差が9m以上あることを確認した。

(6)岸ノ下東地点では,断層を挟んで,段丘堆積物の高度差を確認した。

表2−6−2 ボーリング調査数量表