�@場 所：双海町高野川

�A地形面：Ｌ�T面（リニアメントが判読されるＬ�T面より一段低い）

�B堆積物：深度 ０〜０．２０ｍ：耕作土

　　　０．２０ 〜１．００ｍ：礫混りシルト（褐色７．５ ＹＲ ４／４〜 ４／６）

　　　　礫は流紋岩および砂岩の亜円〜亜角礫主体

�C試 料：Ｐ−１−Ｃ１：耕作土下の炭（深度０．３０ｍ）

　　　　　　Ｐ−１−Ｔ１：褐色シルト（深度０．６０ｍ）〈火山灰分析〉

�D分析結果：Ｐ−１−Ｔ１からは姶良−Ｔｎ（ＡＴ）および鬼界−アカホヤ火山灰（Ｋ−Ａｈ）が産出する。

�E考 察：本堆積物中の褐色シルトは姶良−Ｔｎ火山灰とともに鬼界−アカホヤ火山灰を含む。鬼界−アカホヤ火山灰はごく微量でかつ堆積物がやや乱れた状態なので， 混入物である可能性が高い。本堆積物は Ｌ�T面を修飾する堆積物の表層部と判断される。