(3)上灘沖北,上灘沖南断層

海底活断層の分布については類似しているが,活動時期について見解が異なる。

@緒方(1975):更新世末期(約1万数千年前)の活動を示唆。

A四国電力(1984):F−1,2は,更新世末期の活動の可能性が残る。

F−1,2,3を,伊予断層の海域延長部と評価。

B堤ほか(1990):アカホヤ火山灰堆積後に数回の断層変位を推定。

平均垂直変位速度2.03o/年

C国土地理院(1992):A層(沖積層)を変位させている断層を図示。

垂直変位の大きいもので約15mに達している。

D小川ほか(1993):上灘沖北, 上灘沖南断層が約6,200年前と4,000年前に活動したと推定。

活動間隔を約2,000年として推定。