(4)HG−4(標高49.5m)

0.00〜0.60m 表土。茶褐色を呈す。

0.60〜1.20m 礫混じり粘土。灰渇〜茶褐色を呈す。礫は強風化した泥岩である。全体的に酸化する。1.1m以深は礫は認められない。

1.20〜2.00m, 粘土質極細粒砂。青灰色を呈す。ラミナ等の構造は認められない。含水比高くコアは軟質である。少量の炭質物を含む。

2.00〜2.45m 粘土。青灰〜淡青灰。炭質物を含み軟質である。最下部に木片を含む。

2.45〜2.55m 細粒砂。青灰。マトリクスやや粗粒化する。

2.55〜3.35m シルト。淡青灰。少量の木片および炭質物を含む。

3.35〜5.98m 粘土。淡青灰。少量の炭質物を全体に含む。5.10m付近、φ=1o程度の軽石混じり。

5.98〜6.00m テフラ。褐色。5.98m付近粘土層中にガラスが混入する。アカホヤ火山灰と判明。

6.00〜7.60m 粘土。暗青灰〜淡青灰。7.4m付近までは、少量の軽石が散点的に認められる。(φ=1〜2o程度)また、炭質物が全体に混入する。7.00〜7.40mはマトリクスやや粗粒化し砂質分に富む。

7.60〜8.10m 腐植質シルト。暗褐。全体的に小さな炭質物を多く含む。礫は認められない。

8.10〜8.75m 砂質シルト。淡青灰。全体的に少量の炭質物を含む。下部はやや粗粒化する。

8.75〜9.20m 砂礫。礫は泥岩、安山岩等を主体とし、蛇紋岩礫等も含まれる。角〜亜角礫主体で、φ=5−20o程度。

9.20〜9.90m 中粒砂。暗灰〜淡暗灰。一部を除いて、全体的には礫は認められない。また、全体にわたって少量の炭質物が含まれる。弱い水平ラミナが認められる。9.6,9.7m付近、炭質物が多い。また9.7m付近礫も多い。

9.90〜10.90m 砂礫。礫は砂岩、泥岩の亜角礫主体で、φ=2〜7o程度が多い。最大で15o程度である。堆積構造等は認められない。10.6m以深、礫率やや高くなる(60%程度)。

10.90〜13.00m 泥岩。暗灰。全体的に亀裂が多く発達する。亀裂面には粘土等は認められず、三浦層群の泥岩であると考えられる。亀裂は2〜3pごとに認められ、一部細片状となる。亀裂面には鏡肌が認められる。