(2)HG−2ボーリング(標高49.03m)

HG−2ボーリングも、平成11年度調査で実施したA,Cボーリングと同じ段丘面上で実施した。その結果は以下のようにまとめられる。

HG−2

0.00〜0.18m 表土。茶褐色。0.18mまで、表土

0.18〜0.80m 礫・腐植混じりシルト。茶褐〜淡茶褐。全体に酸化しており、少量の炭質物を含む。φ=2〜4oの円から亜円礫を主体とする。0.5m以深、やや礫多い。

0.80〜0.90m 礫混じり粘土。暗茶褐。マトリクスは腐植質で、礫は角礫状の泥岩(φ=5〜10o)。崖錐堆積物か。

0.90〜1.37m 礫混じり粘土。暗茶褐。φ=2o程度の泥岩礫を含む。マトリクスは腐植質。

1.37〜2.36m 腐植混じり粘土。暗茶褐。弱い水平ラミナが認められる。全体に腐植質である。1.50m・2.18m付近に2cm程度の木片が含まれる。

2.36〜2.95m 砂礫。淡緑〜淡緑褐。泥質分は少なく、コアは非常に軟弱である。φ=2〜10o程度を主体とし、亜円〜亜角礫である。

2.95〜3.50m 泥岩。淡灰褐。全体に亀裂が発達し、3.5mまで、細片状になる。亀裂面には鏡肌が認められるが、粘土等は挟まれない。

3.50〜4.40m 泥岩。淡灰褐。亀裂の多い泥岩。コアは片状〜短柱状である。4.2m付近、パッチ状に凝灰岩を挟む。

4.40〜5.00m 泥岩。淡灰褐。一部コアが細片状である。ほかは上位層と同様

5.00〜7.00m 泥岩。淡灰褐。5.0m以深、小片状に亀裂の発達したコア。一部はブロック状で3〜5cm程度に分かれている。又、全体的に凝灰岩がパッチ状に含まれる。堆積構造は認められない。