6−1−3 14C年代測定結果

ボーリングコアの年代を決定することを目的として、コアの14C年代測定を行った。その結果を以下に示す。

表6−1−3−1 仲根地区年代試料分析結果一覧

仲根地区を含む鴨川低地断層帯北断層東部地区には、加茂川及びその支流沿いに段丘面が発達している。調査地付近については、平成10年度調査によって、5面に区分している。今回調査したボーリングは、現在までの研究等によって対比される段丘面よりも、高い未区分と考えられる段丘面上にて行った。従って、もしこの未区分の段丘面が古いものであるなら、花房面相当よりも古い年代(6100〜7300年前程度)となるはずである。しかし、今回得られた結果からは、4100〜5500年程度であった。そのため、この段丘の形成時期としては、花房面相当もしくは、それよりも新しい段丘面に相当すると考えられる。