（・両方（入内断層・青森湾西断層）とも活動しない。）

・入内断層が活動して、青森湾西断層は活動しない。

（・青森湾西断層が活動して、入内断層は活動しない。）

・両方（入内断層・青森湾西断層）とも活動する。

　　（一連の起震断層として活動する。）

　　それぞれが別々の活動をする。

　　入内断層が活動するときに、副次的に青森湾西断層が活動する。

　　（青森湾西断層が活動するときに、副次的に入内断層が活動する。）

ここで注目する点は、入内断層と青森湾西断層が一連の起震断層として活動する可能性が低いことである。

しかし、入内断層を含む起震断層の分布範囲は、調査で確認された入内断層の分布範囲（約１５ｋｍ）よりも大きいことが推定される。入内断層を含む起震断層の分布範囲は明らかになっていないが、入内断層が青森市沖館の海岸線付近まではほぼ確認されたこと、青森湾西断層周辺の浅層反射法弾性波探査で瀬戸子の海岸線付近のみで変形が認められ、平野部には変形が認められないことから、起震断層の延長が実在するとすれば青森市瀬戸子周辺の海岸線か詳細な調査が実施されていない青森湾内であると推定される。