(9)まとめ

調査結果から推定され、比較的可能性が高いものを以下に示す。

・入内断層の分布範囲は、青森市入内の南方から青森市沖館の海岸線付近までの約15kmの範囲で確認された。さらに北方の海域(青森湾内)に連続する可能性がある。

・入内断層の形態は撓曲構造を主体とする。

・入内断層の最新活動は、液状化痕から約3,500〜3,800年前と推定された。

・入内断層の活動間隔は約4,500〜5,000年程度である可能性が高い。

・入内断層を含む起震断層の分布範囲は、確認された入内断層の分布範囲(約15km)よりも大きいことが推定される。