(1)調査概要

金木町嘉瀬では浅層反射法弾性波探査を実施した。図2−3−3に示すように 2本の測線を設置し、T−1E測線(延長1,370m)は活断層研究会(1991)に記載されている津軽山地西縁断層帯中部のリニアメントを横断するように、T−1W測線(延長1,780m)は小丘の配列するリニアメントを横断するように設置した。

T−1E測線では前述のように活断層研究会(1991)に掲載されているリニアメントは断層崖または浸食崖のいずれかを、またT−1W測線では空中写真判読で認められたリニアメントが断層活動によるものかどうか判断する基礎資料を得ることを目的とした。