(1)火山灰分析

火山灰分析は、火山噴出物の化学・物理的な岩石的特徴(鉱物組合せや火山ガラスの屈折率)及び噴火様式の特徴(ガラスの形態や堆積様式)などが噴出した火山(給源)によって異なることを利用して、既知のデータと照合して年代を決めるために実施した。

採取した火山灰を洗浄した後、乾燥させて、重鉱物の組成及び火山ガラスのタイプ、石英の有無、色、粒径などについて記載し、また、重鉱物や火山ガラスの屈折率を測定して指標テフラに同定する。

火山灰分析は群馬大学名誉教授の新井房夫氏に依頼した。