(2)既存ボーリング資料の収集・整理

両断層帯周辺において、各関係機関が所有する、あるいは公刊されている文献に掲載されている既存のボーリング資料を収集した。収集にあたっては、特に地下数10m以上の深度までの地質記載があるものに重点をおいた。これらのボーリング地点は、本調査で実施したものと合わせて縮尺1万分の1の地形図上にプロットし、各断層帯ごとに調査地域の北から南へ向かって通し番号を付けて、ボーリング位置図に示した。

収集に使用した、公刊されている資料は以下のとおりである。

・ 青森県地下水調査報告書(青森県企画部、1980)

・ 青森県土地基本分類図(青森県)

・ 青森県建築地盤図集(青森県、1981)

なお、既存の資料は孔口標高が不明であるものがほとんどであり、このようなものは縮尺2万5千分の1の地形図から1m単位で孔口標高を読み取り、ボーリング位置図にカッコ付きで記入した。孔口標高のわかるもの及び本調査で実施したボーリングの孔口標高はカッコなしで記入した。