4−1 活動性評価の要領

平成16年度調査によりこれまで判明してきた点をふまえ、北由利断層帯KY−3断層の、平均変位速度、活動履歴、最新活動時期について検討した。

評価をおこなうにあたって、以下の作業を行なった。

@ ボーリング調査及び14C年代測定結果からbP6−1及びbP6−2のそれぞれについて堆積曲線を求める(図4−1図4−2)。

A 音波探査から求められる主な反射面の位置を@の堆積曲線と比較し、各反射面の年代を求める(表4−1)。

B KY−3断層を挟んで、それぞれの反射面の上下変位(落差)量を求める(求め方は図4−3断面図参照)。

各断面において読み取った上下変位量の一覧を表4−2に示す。

C 上記の要領で求めた反射面の年代(暦年代)と反射面の上下変位量との関係をプロットする(図4−4図4−5)。

表4−1.堆積曲線から推定した主な反射面の暦年代(cal.y BP)

図4−1.bP6−1コア堆積曲線

図4−2.bP6−2コア堆積曲線

表4−2.音波探査東西測線結果における主な反射面の見かけ上下変位量

図4−3.反射面の上下変位量変位読み取り要領(E−300測線断面解釈図)

撓曲部を除く上盤・下盤側の平均的な面の勾配をそれぞれ撓曲部まで延長させ、中間部分で両者の上下落差を読み取り、これを「上下変位量」とした.

図4−4.暦年代−上下変位量の関係(東西全測線)

図4−5.暦年代−上下変位量の関係(E−300及びE−200測線)