(4)帯磁率測定

帯磁率の測定結果は、巻末試料に測定数値の一覧表を添付するとともに、柱状図に地層の深度に合わせて数値を折れ線グラフで記入した。

測定の結果、帯磁率の値(単位:units)は、bP6−1、bP6−2とも、音波探査結果のW面付近を境に急激な変化が見られた。W面より上位、すなわち地層区分におけるa0層〜a4層(海成の砂層:シルト分を含んだ細砂〜中砂を主とし、貝殻を混在する)では相対的に高く、a5層以下の地層の帯磁率は有意に低い傾向が表れている

図3−28図3−29)。

試料分析の結果は、総合柱状図として図3−28図3−29に示す。これらの調査により、各層の堆積年代(暦年代)および堆積環境は表3−5のように推定される。

表3−5.各層の年代と堆積環境

図3−28.bP6−1総合柱状図

図3−29.bP6−2総合柱状図